カンセンキ

2月1日
大阪プロレス『大阪ハリケーン 03.2.1』
大阪城ホール

冗談のように長いです。

見始めてから数えると2年、ちゃんと応援してからは5ヶ月(みじかっ)、いよいよ大阪プロレス最大のイベントなのだ。テンション上がりっぱ。 しかし二日酔い。
大阪城ホール前にて、よんよんと合流。


左:グッズ売り場のお兄さん、カメラを向けるとピース 右:大看板。ストUのイラストレータっぽいス

城ホール前も結構な人だったけど中に入ると、予想以上に人が入ってる。 うちらの席はアリーナで、選手登場出口にとびきり近い。うひょう。 客層はほんまバラバラやけど、小さい子を連れた親子連れが多いのは大阪プロレスの良いトコロ。
base吉本の芸人らがファンを引き連れて(スペシャル芸人サイドという席があるのです)二階席に入ってきたけど、そない大騒ぎもなく。
で、いよいよ始まりました!


まずは選手全員揃い踏み

■第1試合
「HAKATA vs USA in OSAKA」60分1本勝負
○アステカ(華☆激) ×ブラック・タイガース

思えば、こんな風に大阪プロレスに行くようになったのも、 去年福岡で、偶然にもフリーマーケットをしていたアステカに出会ったからだ。 そこでちょこっとしゃべった時に、彼が大阪プロレスに出てるのを知って観に行った次第。
ちなみにその時よんよんが買ったマスクが、Informationにあるセルフフォトのん。
そんな回想はさておき、試合は「USA!」「HAKATA!」の掛け声が飛び交う中、アステカがさらりと決めた。
つかあんまり記憶がない。いや、ええ試合やってんけどな・・・なんせ5時間おったから最初の方の試合は かき消されて行くのです。

■第2試合
「ミックストお好み焼きバトル」タッグマッチ60分1本勝負
×トルトゥガー&ナイトマスター・ヒュウガ
○怪獣キングマンドラ&ポリスウ〜メン

ヒュウガとポリスウ〜メンの女子バトルが予想以上にスピーディーで多彩でおもろかった。 60%お笑い試合。トルトゥガーは「かめ〜」と呼ばれ子供に大人気だ。 キングマンドラはパワープレイの上に完璧な間合いで笑いをとっていた。プロ。

■第3試合
「OSAKA HARD CORE LIVE!!」スペシャル・シングルマッチ60分1本勝負
×大王QUALLT ○金村キンタロー(WEW)

重量という意味だけでなく、ドーンといきなり重い試合。
キンタローは入場時、見た目よりプリティキャラだと思ったけど、そのプロレススタイルはやはり重かった。 いつも割っているのだろう、割かれ切った痕が消えないデコをまた切って流血。 次々と折られていく長机、大量に持ち出されるパイプ椅子。
60%場外乱闘。見ごたえあった。

■第4試合
「REAL OSAKA LIVE!!」6人タッグマッチ60分1本勝負
○ミラクルマン&ビリーケン・キッド&タイガースマスク
×スペル・デメキン&高井憲悟&福田ユタカ


左から、タイガースマスク、ミラクルマン、ビリーケン・キッド、高井憲悟、スペル・デメキン、福田ユタカ
(って、小さすぎてわからんか・・・)


左:ものすごくキレイに技を決めてく技術系キッドと、プチ大仁田キャラな高井 右:登る福田・やられてるのはおそらくタイガース

大阪プロレス若手勢ぞろいタッグ。
キッドの黄色い体が回って飛んで、スペクタクルな技連発するのと、高井が「シャーッ!」と吠えながらガンガン技を受けて 倒れないのが素晴らしかった。最若手のタイガースと福田はものすごく頑張っていたが、わかりやすく応援しやすいタイガースに比べて 福田はキャラが地味なので存在感が・・・。男前なのに。
試合後、デルフィンの弟弟子デメキンがメキシコ修行を宣言。 「2年3年かかるかわからんけど、大阪プロレスでメイン張れる様に頑張ってくる」とのこと。 心臓がギウッとなって熱くなった。前進する人はかけね無く素晴らしくカッコ良い。寂しいけどさ。

■第5試合
「敗者キャラクター剥奪マッチ!!」大阪名物世界一選手権試合61分3本勝負
×<世界一>くいしんぼう仮面 ○えべっさん<世界二>


左:パラパラしながら、くいいしんぼう仮面登場(テーマは新婚さんいらっしゃい)  右:福娘とえべっさん登場(もちテーマは「商売繁盛で♪」)


くいしんぼう仮面が出てくると、お菓子がばら撒かれるのがウリ。 しかしさすが城ホール、天井から落下傘にのったお菓子(ばかうけ)が、紙ふぶきと共に大量に降ってくる。 そこら中、ばかうけ目当てに大争奪戦が。


ちゃんと試合したりもする

大阪プロレスの広告塔95%お笑い試合。いやほんまようネタがくられてた。だいたい3本勝負て。
結局えべっさんが勝って、大阪名物世界一タイトルはえべっさんの手に。そして負けたくいしんぼうがキャラ剥奪。 果たして次のキャラは!「ロボくいしんぼう仮面」であった。こうして書くとベタやんけってな感じやけど、 その場ではそこが良かった。ゲラゲラ笑う。


ケンコバ登場

ここでちょい休憩で、base吉本がコント。しかし内容は・・・。ケンコバとバッファロー吾郎はやはりオモロかったとだけ言っておこう。

■第6試合
「Gamma!MASTER OF RUDENESS!!」スペシャル・シングルマッチ60分1本勝負
×Gamma ○TAKAみちのく(KAIENTAI DOJO)


左:TAKAみちのく 右:うきゃ〜Gamma〜!


左:飛ぶGamma! 右:TAKAを持ち上げるGamma!


でも負けちゃったGamma・・・

かつての師弟だった2人の因縁対決。TAKAは元WWE(旧WWF)にいた後、KAIENTAI DOJOを立ち上げたすごい選手。 ガンマは大阪プロレスのヒールFLUXxxを立ち上げたが、最近カルトとのタッグも解消。現在孤立無援となっている。
しかしあまりにも好き過ぎるガンマ登場に、体が震え気味で心臓が痛い。ついでにお腹も痛くなってくる。 そんな私とは関係なく試合は始まる。
前半、ガンマが場外へダイビングしTAKAは後頭部を強打。 そこから全く動けなくなったTAKAにじれるガンマは攻めきれず、中盤復活したTAKAにダイビング時に痛めた肩を攻め続けられる。 試合は均衡していたが、一瞬の差でTAKAが勝つ。
試合後、「俺は今まで一人でやってきた。迷ってきた。でも今日、結論が出た。」と言い残して会場を後に・・・。
何なんだ!?の疑問に、なんと次の試合でストーリーが引き継がれることになるとは・・・。

■第7試合
「REAL OSAKA HERO!!」大阪プロレスタッグ選手権試合時間無制限1本勝負
×ツバサ&ブラックバファロー<王者組>
○村浜武洋&獣神サンダー・ライガー(新日本)<挑戦者組>


左:開始一秒でガチンコ、因縁のバファローとライガー 右:村浜がツバサを持ち上げる


ライガーに持ち上げられたバファロー 飛ぶ村浜

97K−1ジャパンフェザー級王者の村浜は昨年、親日に参戦しライガーとタッグを表明。 そして大阪プロレスタッグ王座奪取へ。一方ツバサとバファローはそんな村浜を裏切り者とし、 事あるごとにぶつかりあう。 大阪プロを広めようと他団体に出かけてく村浜の考えを良しとするライガーと、その考えを認めないバッファロー の因縁は日増しにエスカレート。そして今日!(て、私は誰?)
一ファンとして、どっちを応援していいか全くわからずアワアワする。 飛ぶ村浜に、プロレスそのものの熟練を感じさせるライガー相手に、徐々に押されていくINFINITY(ツバサ&ブラックバファロー)。 しかし押されつつも何度も返すツバサの粘りで白熱。
「ツバサ!」と応援するファンの声も悲痛。しかし結局、最後返せず、ベルトはライガーと村浜に。
試合後、むせびなくINFINITYとガチンコ握手と張り手で返すライガー。素晴らしいプロレスの世界。


左:トロフィーを持ち上げる村浜 ライガー
右:花道をゆく両者 そして・・・


その前に2人を待つガンマ

村浜とライガーを待っていたガンマは笑顔で2人と言葉を交わし握手し、ともに退場していった。 どういう事なのだ?村浜とタッグ?それとも新日参戦?もしくは両方?
そしてストーリーはまだまだ続くのであった。
(もう語り口調が治らない)

■第8試合
「どっちが強いねん!大阪の象徴vs天王山、頂上決戦!!」大阪プロレス選手権試合時間無制限1本勝負
○スペル・デルフィン<王者>
דビッグボス”MA−G−MA<挑戦者>


左:轟音とともにマグマ登場 右:武者鎧に包まれたデルフィン


場外でデルフィンを引きずりまわすマグマ


左:勝利したデルフィン 右:しかしマスクははがれボロボロ

暴挙暴言を繰り返してきたマグマを倒せるのかデルフィン、と危ぶまれる試合。 マグマは恐ろしく強い。前半連続ラリアットもパワーボムも全く効かず、マスクをボロボロにされるデルフィン。
なんとか、本当にギリギリ一瞬の組技でデルフィン決めた。
しかし試合後「今後は自分のプロレスをやってくために、前座から始めます。そして今後大阪プロの代表は村浜でやっていきます。」 と言い残し去って行った。
村浜では代表として格はあるけどパンチが全くないのでわ?と誰もが思ったであろう場内はザワザワしつつ終了。


デルフィンが残していった大阪プロレス王者ベルト

思うに、デルフィンが前座から勝ち上がってくまで、村浜に一旦任せておく?そしてその傍らにはマグマ? とにもかくにも大阪プロレス第一章は今日で終了。第二章は2月11日から始めるそうだ。勿論いきますが。

大阪プロレスはエンターテイメントど真ん中として、本当に成功している団体だと思う。 笑いあり真剣勝負あり、ぱしっと決まったストーリーもある。(えらっそー)


パンフ 帰りの駅構内にて 祭の後・・・

帰り道、余りに充実した5時間で二人共放心状態でため息しか出ない。 テータイムはトクトクとプロレスの素晴らしさをせつない気持ちで語り合う。
そして私はやっぱり宇野薫が好きだと再確認した。
ええ、大阪プロレス関係ありませんとも。 でも、他を見て好きさが固まるってよくあることだ。 ガンマの事は異常に好きやけど、村浜が飛ぶとアドレナリンどばどばだけど。

プロレスって格闘技って素晴らしい。

おまけ


左:よんよんにもらった指輪キャンディ 柔ちゃんの婚約指輪よりでかいんだからっ
右:ちびデルフィン 私を見てるのではなく後ろにあるモニターを凝視しているのだ

このページ作るのに4時間かかった・・・何してんだろう・・・。




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