カンセンキ

2003年3月22日の
大阪プロレス「SATURDAY NIGHT STORY」
デルフィンアリーナ

3連休のせいか、エラい満員。入れたけどかなりギュウギュウでツラめ。しかもいつものポジションじゃなく落ち着かない。 でも、満員なのはウレシイ事だ。ファンとして。
今日は大阪プロレス初観戦友を2人連れて、ちょこっとづつ解説しながら。しかしカメラ忘れてもたのでレビウは字のみ。
しょぼん。

試合前、WEW冬木弘道さんに対して10カウント黙祷。

30分1本勝負
 ○ツバサ (7分33秒ラ・マヒストラル) ×スーパーロボK

ロボKのお笑いプロレスにツバサが「のるかボケ!」な感じでスタート。でもうまい具合にかみ合う両者。 ロボK得意のリング中央アームレスリングへの誘いも、ツバサは最初断る。 しかし、やったろか!と腕のサポータを直し、やろうとすると・・・Kにキックされる、と思いきやツバサが逆にキック!
ツバサが華麗に場外へ飛んだり、ロボKがブレイクダンスの足を回すやつ(うまく説明できん)をしたり、 お笑いとちゃんとした技が交互に入れ替わり立ち代りで、これぞ大阪プロレス!な試合だった。
ツバサ、かっこ良すぎ。

試合後、えべっさんが一張羅(白い大きいてーしゃつ)を着て登場 「ロボK、お前ほんまはくいしんぼうに戻りたいんやろ!証拠があんねん!」とビデヲが流れる。
ビデヲ内容:試合前に「本番前ですから着替えてください」と練習生に言われるロボK。でも取り出した衣装はくいしんぼうの! 「それちゃいますよ、ちゃんとして下さい!」と練習生に怒られるロボK、せつなそうにくいしんぼう衣装をみる。
ビデヲ終了後、そんなん思ってないよ!という感じで否定する動作のK(しゃべらないから)、「何言うてるか全くわからんけど、俺が元に戻したる!」 と言ってえべっさんは消えていった。

30分1本勝負
×福田ユタカ (6分31秒変形アームロック) ○Bバファロー

先週から引き続き、この2人の対戦。 先週の試合は、週プロにも取り上げられていた程のベストバウトだった。
そして今日も福田は粘って頑張っていた。何度かバファロを追い詰める場面もあった。 が、しかし、福田の攻撃はあまりにも読めてしまう展開。「西の天才」(週プロによると)かどうかは実際のとこ知らんけども、 やっぱりバファロはカッコ良く強く、きっちりと勝利を手に。

試合後「みんなちょっと聞いてくれぃ!UGM入りは、この後の3試合をじっくり観て決めさせてもらう!俺たちインフィニテイが 動く時はド派手に動く!」とバファロ。エプロンにはツバサ。

タッグマッチ30分1本勝負
ミラクルマン&○えべっさん (12分54秒ラリアット→片エビ固め)
S・デルフィン&×ペロ

楽しいプロレス。
例によって、ミラコーは最初からヒマそうであった。でも笑いの合間に見せるデルフィンとの技戦は見ごたえアリ!
ペロとえべっさんの漫才プロレスは、最近なんだかスタイルが出来上がりつつあるぞ。 でもやっぱりロボKと仲良しなえべっさんが好き。 そして最近ずっと体調不良だったえべっさん、元気になったみたい。良かった。
試合後、「大阪名物世界一にペロを挑戦させろ」とデルフィンの社長命令。それでも拒むえべっさん。 長い問答の末、デルフィンの「勝ったら給料あげるから」に即快諾。
ペロが大阪名物世界一はイヤや〜!本気で頑張って欲しい。いや、ほんま、まぢで。

最後えべっさん「WEW社長(故冬木氏)には金ちゃんを貸してもらったりお世話になった。 力になってきたいと思う。」と言ってリングを降りた。 なんかこう、えべっさんのこういうとこ、すごいと思う。さらりと熱い。

トリプルメインイベント1st時間無制限1本勝負
×BK・キッド(U.G.M) (11分24秒ダイビング・ボディプレス→片エビ固め)
○ゴア(愚連隊)

ゴア、新マスクで登場。ちょっとグレートムタW−1一回目バージョンに似ている。
序盤から場外。そしてダウンさせられるキッド。ゴアはそんなキッドを置き去りにしてリングに向うも、キッド全く立ち上がれず、 レフェリの指示により、ゴアがキッドを引っ張る形でリングに上げる。
終盤、キッドやや復活するも、決め手となる程の技のキレ、パワーがなく、ゴアのボディプレスに動けず。
昨日の試合で徹底的に痛めつけられたキッド、そのダメージが残っていたのか?

試合後、ゴア「これが今の俺とお前の実力の差!いつでも胸を貸してやるからかかってきな」。 ビリー「お前が誰かもうどうでもいい、やってやる!」

トリプルメインイベント2nd「マスカラ・コントラ・マスカラ」時間無制限1本勝負
○タイガースマスク(U.G.M)
(16分13秒タイガース・スープレックス・ホールド) ×B・タイガース(愚連隊)

序盤、地味なレスリング対決。初代タイガースマスクを思い出させるブリッヂを見せるタイガース、しかし パワーで勝る黒虎に押される。
中盤、大きな技も出ないままタイガースの息が上がっていき、そこへ黒虎が追い討ちをかける。 決め技もかわされ、なんどもフォールされかける。
しかし、場内「タイガース!」の大声援。それを受けて復活のタイガースは、次々と初代タイガースの技を繰り出していく。 ヘッドローリングで取られた足を脱出し、ムーンサルトで黒虎の胸を駆け上がり、スペース・フライング・タイガードロップで場外の黒虎を追う。 そして最後は、タイガー・スープレックスならぬ、タイガース・スープレックス・ホールド!た、楽しいゾ、タイガース!
最後のタイガース・スープレックスが、タイガー・スープレックスのように手も巻き込んだかはちゃんと確認していないけども、 タイガー・ドロップもゆっくりやったけども、それはおいおい昇華させていくのだ。これからこれから。 そしていつかは佐山サトルのように!

試合後、自らタイガースに背を向け、マスクをとらせる黒虎。正体はジェレミー・ロペス! 「お前、合宿所で一緒にデメキンさんとワイとで川の字でネタ仲やんけ!」とタイガースは一緒に闘っていこうと呼びかける。 応えるジャレミーと抱き合う・・・が、「アイム ジェレミー・ロペス イン グレンタイ!」とタイガースを一閃。
「ワイは大事な事を忘れてた。プロレスは一人で戦ってくもんや!」とタイガース。

ちなみに。
その、「デメキンさんと川の字で・・・」のとこで、ウンウンと腕組みながらうなづくセコンドのゴアを、観戦友Y嬢が発見。 あかんやろ・・・。自分の番ちゃうからて気ぃ抜いたと見える。

トリプルメインイベント3rdタッグマッチ時間無制限1本勝負
村浜武洋&×Gamma(U.G.M) (13分55秒腕固め→TKO)
○“ビッグボス”MA−G−MA&大王QUALLT(愚連隊)

ようやくサポータを外したガンマ(昨日の新日代々木大会から)登場。
しかし最近の村浜のキックのキレはもんのすご見応えがある、K−1の練習の影響やろか。そりゃそうか。
試合はロペスとゴアの愚連隊セコンドの横ヤリもあり、ガンマの肩がやはり狙われ愚連隊ペース。
最後、マグマがガンマの肩を極めるもガンマはタップせず、レフェリーが止めTKO。そのまま練習生に抱えられ即効退場していくガンマ。 心配。
場外にしめ出されたままの村浜にそのまま愚連隊の暴行が続き、キッドとタイガースがフォローするも全く効かず。 それが結構な時間続いて、インフィニティが乱入し、バファロが愚連隊全員を場外へ。
バファロ「村浜、俺たちはお前に賛同する、だが、来週あいつらとカードを組ませてくれ、あいつらの首を手土産に、正規軍と合流する!」 無言で答える村浜。村浜はそのまま一言もしゃべらず観客に一礼だけして退場。
よほど負けたのが悔しかったと見えた。こういう村浜の雰囲気、大阪プロレスで初めて見る。




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