カンセンキ

2003年5月11日の
全日本プロレス「2003スーパーパワーシリーズ」
兵庫・神戸サンボーホール

全日初参戦。いや初観戦。ベタベタなネタにはまり中。誰のせい?
えべのせい。

てなわけでサンボーホール!三ノ宮から歩いて10分。便利だ。
三面が窓ガラスで明るく、ソフトクリームを売ってて客席で大ブレイクしていた。ヤのつく(つきそうな)おぢさん達までもが美味しそうに。
そして天井が低いゾ!入ってくる選手、全員が全員天井を見つめていた・・・「思い切り飛んだらぶつかるな・・・」てな感じで。

んでもって、結構いろんなん行ってるつもりやったが、こんだけ男子率高い会場は初めてだ。そして試合前、会場内では 矢沢永吉が流れていた。ソコが高男子率のミソやと思う。

そして大失態。
メインの途中まで、カメラのミクロ撮影モードで撮ってた。アホ?てなわけで、薄消し?(良い子は意味がわからないね!わからなくて良いんだよ) みたいな写真で想像を膨らましてお楽しみ下さい。

第一試合
シングルマッチ 30分1本勝負
○スプリガン
8分23秒 片エビ固め(フラットライナー)※飛びつきコンプリートショット
●石狩太一


スプリガンってね、森の妖精って意味なんだよっ

石狩太一、何故キミは入場曲が松山千春の「季節の中で」なのだ。キミはデビウしたてだし第一試合が多いだろう。 て事はある意味全日本のオープニングテーマが松山千春なわけだ。いや、松山千春は好きやけど。ええねんけど。
で、スプリガン、キミはピーターパンか榊原郁恵のようだ。例えが古いとか言うな。
石狩はまだまだ細いけど、スタイルが良いし顔もなかなかなので、肉がもっとつけばエエ選手になるんではないかと思われる。 敵をコーナにふっといて、(どれでアタックしよ・・・)みたいな間とかで会場から苦笑がもれるも、一生懸命さで惹きつけ、 みんなが太一を見守っていた。
スプリガンはどうも膝を悪くしてるらしく、いまいち動きが良くなかったけど、軽やかな技で魅せるプロレスな感じ。
コレと言って見せ場もなく、モタモタしてたけどオモロかったのはなんででしょう。

第二試合
シングルマッチ 30分1本勝負
○平井伸和
10分03秒 体固め(バックドロップ)
●河野真幸


平井と河野の見分け方ポイントはニーパッド

てなわけでニーパッド河野の攻め

うわあ!
覚えてないよ!
「季節の中で」が頭の中でぐるぐるしてるよ!
や、ほんまオモロかったのは覚えてるんやけどなぁ。
平井のプロレスええなぁ、とか河野の体は馬場さんを思い出させるなぁ、筋肉つけたらエライ事なるなぁ、とか。

第三試合
ハンディキャップ・マッチ 30分1本勝負
土方隆司 ●Hi69
7分56秒 体固め(ボディプレス)
○ジャイアント・キマラ


キマラが土方をロープ地獄に!


なんだこの試合!
キマラ、想像を超えたオモロさ。甲高い声で「アー!」「ウララー!」って!一瞬にしてサンボーホールがジャングルか サバンナの大草原に。
だいぶ前から土方が気になって仕方無かったんやけど、やっぱ期待通りの人やった。 橋本が嵐戦の時に「オレだっていっちゃうぞバカヤロー!」って叫んだ時、誰もが笑いたいけどこらえて怒る小島を抑えてる時に、 一人ニタニタしてたので。え?笑い顔やから?
つか、どんなにアタックしても、キマラ微動だにせず。コーナーにふられて、Hi69と土方に足を踏まれて痛そうだった。
2人してブレーンバスターもやっとこさ。
そしてキマラ、Hi69へのコーナーへのボディアタック!Hi69、「べちゃっ!!」って感じで潰れてた。ほんま、あんなプレス観たの 初めて。その後すぐに、トップからのボディプレス。死ぬって。
で、hi69、思いっきりお腹に入ったらしく、しばらく呼吸が出来なかったと見えた。
何にせよ、会場が幸せな笑いに満ちた試合でした。
そうか、キマラ、ブッチャーと組んでたなー、とか思いつつ。

ここで休憩。
何故か美女な旧友とばったり再会。
「プロレスって初めて観るのぉ♪」な女子がキマラのおかげで「おもろ〜い★」ってなってた。素晴らしい事だ。
そんな美女友は「小島選手がサイン会を行います」の放送にダッシュする私を笑顔で見送っていた。

第四試合
タッグマッチ 30分1本勝負
ケンドー・カシン ○嵐
12分23秒 体固め(フロッグスプラッシュ)
●奥村茂雄 グラン浜田


ガチンコ!浜田と嵐

浜田が雪崩式・・・に行こうとして・・・

長い、長いよ、なブレーンバスタ

飛ぶ嵐、なんか不思議な物体のようだ

「こんな低い天井じゃ、嵐さんがやりにくいだろ!」(ゼスチャから想像したセリフ)とリングインするなりレフェリに食ってかかるカシン。 ポッカーンと天井を見る嵐。まだ眠いの?今起きたの?な顔の嵐。
なんつーか、全員がワールドを持っていて、それが交じり合ってカシンがそれを壊して、な試合。
カシンが浜田の指を噛み「イダダダダ」、次は嵐が噛んで「アイダダダダダ」。グラン浜田ちっこいなぁ、このメンツやと。 しかし存在感はピカ一。しかし武田鉄也に見えて仕方なかった。三又(ジョーダンズ)にも見えた。
奥村がカシンを攻め込むとこもアリ、なんかこう、色々。
覚えてないんですね?はい、すんまっせーん。
でもやっぱり、カシンと嵐が好きだ。
嵐はなんでこんな赤ちゃん顔なのだろう。限りなくおっさんなのに。
カシンはカッコ良すぎるなぁ。

第五試合
タッグマッチ 30分1本勝負
本間朋晃 ●宮本和志
7分30秒 片エビ固め(チョークスラム)
ザ・グラジエーター  ○ギガンテス


大の大人がよってたかって!と言いたくはならないよ、プロレスだからね


ビバ!ターメリック!と、ターメリック見るんをなんとなぁく楽しみに、来たわけではあります。
どんだけ黄色いんかなーって。
嘘。
で、ギガンテス、グラジ、でかすぎるって。これ、なんすか?何の試合すか?何でこのカードすか?全日ファンの方、 お願いやから教えてください。
本間も宮本も、同時ブランチャとか前半は頑張ったけど、途中から試合にならず・・・。
最後、グラジが本間を持ち上げて(ブリッツェンの持ち上げた体勢)ほんでそのまま、場外の机ひいたとこで、ボコッ!と落とした。 本間立ち上がれず微動だにせず。気がつくと宮本がチョークで持ち上げられてそのままスラム。
ひぃ。
タンカがなかったのか、机で運ばれてく本間。
宮本もダウンしてたが、本間が運ばれてく頃には自分で歩けていた。

第六試合
6人タッグマッチ 60分1本勝負
武藤敬司 ○小島 聡 ジミーヤン
24分30秒 片エビ固め(ラリアット)
川田利明 渕 正信 ●荒谷信孝


渕の腕折りだ!

飛ぼうとする武藤に、渕「くんなこの野郎!」

川田と武藤

はー。
川田は相当カッコ良かった。
大人気なんも大納得。足、足がカッコええんよ。あと、前のめりな立ち姿勢とか。
そして、サインしてた時のオーラと、リング上がった後のオーラの違い。この差が大きさが、レスラの凄さと比例すると思う。
そして、勿論コジはらヴかった。オレンジかった。今日は仮面してリングイン。らヴい。らヴいわぁ。
武藤はもう。言うまでもなく。
武藤について書くと、ここまでの観戦記と同じ量のテキスト量になるのでやめときまふ。 もうね、スゥパァスタァですよ。LOVEですよ。ドッカーンッすよ。
ほんでもって、試合中は渕に夢中だった。
リングインする度に、タタンッて軽くワンステップするのは何ですか?擬音をつけるなら「るるんっ♪」って感じでリングイン。 んでもって高速のタッチ。引っ込むん、はやっ!
そして小島にチョップされすぎて、胸板が赤くなってるよ!渕さん!武藤に「赤いよアイツ」言われてるって渕さん!
でも執拗に小島の右ひじを狙う渕さん。
「いてぇんだよ!バカヤロウ!」と怒られる渕さん、即効で川田とタッチ。
んでもって、武藤、川田の右足にドラゴンスクリュー。会場、微妙にしん・・・となるも、ブーイングまではいかず。 川田、痛いだろうけど全然平気そうだ。
そしてステップキック。
これを観れただけで、もう、一万円払って悔いなし!
ストレッチプラムも観たかったなぁー。な・ん・てっ。てへっ。
いやー、しかし、コジを踏み台にしてのシャイニングウィザードも、わっちゃわちゃドラゴンエルボーも観れて幸せでした。
荒谷もヤンもかんなり良かったけど、上の4人がすごすぎて、なぁ。リングにいる時間はヤンと荒谷が一番長かったけど、記憶に残る、 焼きつく、ってそういう事じゃないんだなーと、しみじみ。
でも、だからこそ、この2人のシングルとかちゃんと観てみたいなぁと思いました。ヤンのパンツは試合が進むにつれてズレてくので、 セクシー度120%でした。

やーやー、全日、オモロい。オモロいぞう!

帰り道は渕のステップを真似しながら三ノ宮へ向かったのでした。
「ららんっ♪」

それにしてもカズ・ハヤシが観たいなぁ。
はやく怪我が完全に治りますように!
川田の膝も、武藤の膝も良くなりますように!




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