カンセンキ

2003年6月10日の
新日本プロレス「BEST OF THE SUPER Jr. X」
大阪府立体育会館

ものすごい湿度の中、大ダッシュで駆けつける。
それにしても、すごいダフ屋の数。こんなに多いの初めて見たよ。
場所柄っすか?

第一試合
(15分1本勝負)
○えべっさん 成瀬昌由 垣原賢人 AKIRA
11分14秒 シャイニング・えべザードから片エビ固め
×エル・サムライ 藤田ミノル 邪  道 外  道


全員に詰め寄られてリングアウトしようとする、えべ

場外で藤田につかまり、邪道にバチコン入れられる、えべ

コーナーにつかまりボッコボコにされる、えべ

開運トルネード!綺麗だった

サムライの・・・姿勢良いですね良すぎますね なんかの置物が倒れる瞬間のようだ

勝利後、全員でLOVEポーズ ポーズを確認するためえべを振り返る成瀬とAKIRA

外道「これ俺の旗!」サムライ「うそん!ええなぁ」って想像ちゃうくてホンマにこんな会話してた

「商売繁盛で福もってこいっ♪」のえべ入場曲で始まった第一戦。
のっけから大えべっさんコールで、やってらんねーよ、な他の選手。で、えべに詰めよる。おびえるえべ、たまらずリングアウトしようとするも、 会場のコールがさらに激しくなり、そういうわけにもいかず、リングイン。
そんな中、成瀬だけがえべをかばっていた。
んで、えべったんワールドはなかなかさせてもらえず、全員につかまりよってたかってボッコボコ。
しかしあの素晴らしいドロップキックや、後ろ蹴りが決まり、五分な戦いへ持ち込む。
中盤から、えべチーム、オールフォアワン!ワンフォアオール!てな感じで、えべを強烈にサポート!
すっぽ抜けブルドッキングヘッドロックをサムライに決め、ポッカーンとさせた後、地獄落としを決め、さらに開運トルネード!
さらにシャイニングえべザードを決めようとするも、浅かった。
そこで、えべチーム総がかりで相手をぼっこぼこ投げて、えべにもう一回サムライにやれ!とチャンスを作る。 そこで決めましたよ、えべ!男だ!
ガツーンと入って3カウント。
素晴らしい展開。
まるでキャプテン翼のようではありませんか。
最後は全員でLOVEポーズ。垣原ノリノリ、成瀬とAKIRAはえべを見てポーズを確認しながら。いやーんな光景でした。

あ、えべの事しか書いてないや。
AKIRAは散髪してた。ムササビは阻止されて出来ずじまい。
垣原は稲妻を阻止されて、二度目は成功。
サムライは口がとんがってなかった。
邪道外道は外道がカッコいいなぁ。
藤田は想像以上にハンサムガイでありました。


第二試合
(15分1本勝負)
○飯塚高史 後藤達俊 ヒロ斉藤
8分54秒 スリーパーホールド
×ダン・デバイン ペリー・サタン 真壁伸也


写真が後藤の入場シーンだけってのは何故なのだ!

なんで試合の写真ないんかなぁ。
それはきっとペリーに夢中すぎたからであります。まさに赤鬼!あたしの怖カッコ良いストライクゾーンをズバリ!
デバインの雄叫びはイッツ☆アメリカーナ!な感じで面白いであります。
しかし後藤と斎藤、地味に上手くてすごいなぁって思う。派手さが全くなくって、ペリーやデバインのアピールとかで、 つい見逃しがちやけど、試合の組み立てとか確実にこの2人。渋い。そして最近まで見分けがついて無くってごめんなさい。 もう覚えました。黒い方が斎藤、黒い方が斎藤・・・。
そしてまさかの飯塚がデバインを落とす。


第三試合
(20分1本勝負)
○杉浦 貴 スタンピード・キッド
8分43秒 オリンピック予選スラムから体固め
×田口隆祐 タイガー・マスク


タイガーマスクのロープワーク タイガーに宿命付けられた動き

タイガーを引っこ抜く杉浦

やー本当に美しいムーンサルト

初めての杉浦、初めての4代目タイガーマスク。
タイガーマスク、やっぱしすごい美しいプロレスだった。ほんま一個一個がしっかりと目に焼きつく感じ。 しかし、なんか、こう、決め手が足りんのだろうか。必殺技が無いと言うか。
杉浦のレスリング系の無骨な技の方が、どんどんダメージが溜まっていく様子。 徹底したスピアーの連続で、田口がふらっふら。キッドもエエ動きをしていたけど、もう杉浦のプロレスしか 覚えてない程。
でも。
田口がものすごく良くなっていた。この前見たのは約二ヶ月前だけども、その間に急成長か。 やっぱジュニア大会の経験がデカいのか、成長期なのかはわかりまへんが、捕まるトコは多いけども、 このメンツに溶け込んでプロレスしていた。
最後はオリンピック予選スラム。生で観れて幸せな技。


第四試合
(20分1本勝負)
○西村 修 4分12秒 グラウンドコブラツイスト ×安田忠夫

写真が無い・・・。
何故なのだ。
西村にしびれてたせい?
安田の顔が、逆さまにしても顔に見える絵のような顔のせい?
入場時から西村は大人気!
うって変わって安田には大「帰れ」コール。ずーっとずーっと帰れコール。 試合始まってもずーっとなんで、安田たまらずリングアウト、ふてくされて帰るのか?と思いきや、 観客席前の柵にガツンと一撃。
そんなこんなで、終始コブラツイストっ!なプロレス。
良いなぁ、昭和のプロレス。西村のおかげでプロレスの奥深さが見えてくるのであります。
ほんで、安田の負けで、星野勘太郎の登場。
西村「星野さん、いつまでそんなトコロにいるんですか!無我に入りましょう!」と無我に勧誘。
星野勘太郎もなんか言うてたけど、聞き取れず。←いつも。
しかし、大阪大会で飛ぶって言うてたのにぃ!とばんのね!


第五試合
(20分1本勝負)
○エンセン井上
3分06秒 フロントスリーパーでレフェリーストップ
×村上和成


エンセン、入場お゛っ!

鬼気迫る睨み合い

ロープに登ってこの体勢で落とす

アルティメットクラッシュ!な大一番。
村上のキャラは怖すぎて、プロレスとして大好きな人であります。
エンセンは色んな意味で大好きな人であります。
ほんで、マウントからグランドから拳骨を入れる入れるな攻防。両者ポジションの取り合いで一瞬も間が空かない。 観客に息もつかせない3分、ついにコーナーでエンセンが村上の首をとらえ、フロントチョーク、そのまま最下段のロープに上がり 締め上げて、村上が落ちた。


第六試合
(20分1本勝負)
○棚橋弘至 吉江 豊 14分35秒 高角度前方回転エビ固め
×リック・スタイナー スコット・ノートン


タナはすごぶるカッコが良い

ノートンとタナのバックの取り合い

吉江棚橋の合体バックドロップ

タナ、勝利の雄叫び

序盤からリックとノートンにつかまり続けるタナ。
途中からは吉江の攻勢、タナとの連携が決まるも、再びつかまるタナ。
もうほとんど勝利を手にしたリックとノートンは余裕をみせる、が、そこをタナがウラカンで返した!
って、試合の流れの説明が短くてごめんなさい。でももうアカンやろう、ってとこで何度も返すタナに 気迫を感じました。吉江はノートンとのパワー合戦もまったく劣らず、先が怖い選手であります。
ここんとこ絶好調なノートン、リックに一瞬の隙で手にしたこの勝利、この2人に大きいかと思われ。
しかしタナは一般的に誰が見てもカッコええですな〜。黒パンツもステキやし、髪型もハリネズミのようで素晴らしいね☆
でもって、あたちは吉江のプロレスが好きなんだ。


第七試合
(30分1本勝負)
○中邑真輔 永田裕志
12分37秒 フロントネックロックでレフェリーストップ
×ブルー・ウルフ 中西 学


中邑ってスタイルええよなぁ って試合は永田とウルフの張り手合戦でありまする

試合後に乱入した魔界と柴田で大乱闘

ウルフはパンツがスカイブルーになってた。わかりやすくってエエね!でも水色って弱そうに見えるね、色として。
んでもって中西、ロスから帰国第一試合目。
あたちはね、中西の奔放なプロレスが大好きなんやけど、ちょっと K−1モードっつーかVTモードっつーか、あんまりワイルドな感じのプロレスが見れなくて、ちょっと残念やったね。 でも、ぐるぐるっパーンチ!が出たからエエわ。でも永田をパワーボムしようとして、すっぽ抜けたりもしてたね。
どこからか「中西!ホーッ!て言うてぇー!」と男子ファンの声が聞こえたけど、ほんまそう思ったわ。
変な口調やね。なんでやろね。
ほんで、中邑。
残念ながら物凄く良い。良い選手です。このメンツで、確実に中西、永田のオーラに負けてない。 飛びつき逆十字も、びっくりするくらい魅せる動きで、未だに頭の中でリプレイできる程。
ああ、しょって立っちゃうかね、新日を。
いかんともしがたい。
最後はウルフの首を固めたまま、ウルフが必死の抵抗を試みるもまったく動かず、そのまま落とした。
で。
魔界4号5号が乱入!そして柴田が永田をボッコボコ。
びっくりした!
びっくりするくらいハンサムやった!柴田!是非覆面を取って試合を!
って、え?覆面なんてしてまへんか?


☆ちょっと休憩☆



コノ人だーれだっ!


第八試合
(60分1本勝負)IWGP Jr.タッグ選手権試合
○金本浩二 獣神サンダー・ライガー
20分06秒 ヒザ決めアンクルホールド
×鈴木鼓太郎 丸藤正道


微動だにせず丸藤を睨む獣神

うがぁーっ!!(怒)

怒りの獣神、鼓太郎への驚愕のロングタイムストンピンッ

丸藤、なんちゅー滞空時間と飛距離でしょうか

そしてコーナーTOコーナー・・・すごすぎる

丸藤のブランチャを受ける獣神

獣神もかなりのお怒りモードでしたが、ほんまに金本は鼓太郎を殺す気か、思った。
容赦ないにも程があると言うか、鼓太郎の負傷部分(助軟骨を骨折)を徹底的に蹴りつけ踏みつけ、マウントでぼっこぼこ にし、コーナーにつかまえて、勢いが激しすぎて鼓太郎に入った後にロープから足がはみ出すという鬼のようなキックを、 これでもかと乱打。
また、獣神のロープをつかんでの鼓太郎へのストンピンも、うそぉん!てくらいの長時間。しかも負傷してる胸部。
さらには丸藤へのロメロ。まさか丸藤がやられるとは思いませんでした。
しかし、丸藤、金本へ不知火を決める!(一回目は返されたが)、ロープTOロープも決める!これはほんま、 生で観れてありがとう!な技。人間としえありえない!
最後は鼓太郎が、金本のヒザ固めアンクルホールドでタップ。
残念だ。
どっちに取って欲しいとかじゃないけど、流出して、再び取り返しに行く、ってのが観たかったので、 丸藤と鼓太郎を応援していました。


第九試合
(60分1本勝負) IWGP ヘビー級選手権試合
○高山善廣
20分00秒 ジャーマンスープレックスホールド
×天山広吉


天山の入場コスは世界一やと思う

た か や ま

両者ロープを挟んでジャーマンの取り合い

中盤、崩れ落ちる天山

天山に勝って欲しかった。
泣き声になりながらの声援。
序盤から、ジュニアの試合か?と思わせるようなめまぐるしい技の攻防。たしかに面食らう高山の姿がそこにあった。
しかし中盤、コーナーに天山を置き、これでもかと言うようなエルボーに膝蹴りの嵐で、天山崩れ落ちる。 レフェリーが何度も天山の意識を確認。しかし奮い立つ天山。
そして五分と五分の一進一退、最後は両者、技を一つ繰り出すごとにリングに大の字。
最後、天山が先に立ち上がり、高山を膝立ちにしてモンゴリアンを連打するも、単調な動きを見切られたのか、 高山の恐ろしい頭突きがアゴにクリーンヒット、そのままふらふらしたとこを、エベレストジャーマン・・・。
つかね。
金髪のなまはげね。
恐ろしいスタミナ、耐久力。
何度もダウンして、これはいける!と思っても、復活するんですわ。びっくりのタフガイ。
しかし試合後のベルト贈呈式はフラフラで、リング上でのノーフィアーは無し。でも花道の最後でやってくれた。 一緒にやってもた。
つまりは天山ファンにもやらせてまう、そういうオーラと勢いがあるわけですな。
すごい。
すごいわ。


今日は試合前から、永田の敬礼ポーズが大ブレイク。(約2名の間で)終わってからもずーっとやってた。




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