カンセンキ

2003年7月31日の
ZERO−ONE「火祭り03」
大阪府立体育会館 第2競技場

初ZERO−ONE!
見た過ぎるような桃色カードてんこ盛りで、始まる前からワクワクし過ぎてお腹が痛くなるホドであります。
いや、ほんとに。
しかし第2競技場、適度に狭くて見やすくて良いな。
ただ照明が弱いので、観戦には良いのだけど、写真が暗い。
あたしのおもちゃカメラのフラッシュが弱いのがアカンのやが。

目が疲れたらゴメンナサイ。


第一試合
○佐々木義人
(8分36秒 アルゼンチンバックブリーカー)
×石狩太一


腕を極めた太一を持ち上げる佐々木

太一の背中へのドロップキック

ZERO−ONE会場に松山千春の「季節の中で」がこだまする中、全日での表情とはまた違う石狩太一登場。バシバシ勝ってやる!みたいなオーラ。
これまた佐々木も気迫十分、ゴング前からガチンコにらみ合い。
ゴング、序盤、佐々木がペースを掴むかと思われたが、石狩のペースを払拭できない佐々木。
佐々木、なんとなぁく大阪プロの高井を思い出すプロレススタイル。
やられ時のうめき声がなんともオモロ。ラリアットに行く前のかけ声「なめんな小僧!」とかも結構ツボ。
石狩、基本ワザをバンバン怒涛の勢いで休むことなく繰り出し、グランドのポジションの取り合いからSTFを出したりと、進歩がアリアリと目に見える。
終盤まで両者一歩も譲らず。
最後は一瞬のすきで、佐々木のアルゼンチンにギブアップ。
いきなり純粋なプロレスとしてオモロな試合。
観客も大沸き。


第二試合
×黒毛和牛太 保坂秀樹
(11分04秒 スリーパーホールド)
○横井宏考 佐藤耕平


和牛太ぁ〜

黒い保坂と白い横井

和牛太の正面ハイキック

保坂のど真ん中パンチ★(ってそういう形やったもん)

マウントマウント!横井

佐藤が保坂を止めてる間に横井の裸絞めが決まる

和牛太、あの毛皮まとって入場。かっこいい!アジアンタッグでは着てこなかったので初見なのであります。歩くたびに角がばぃんばぃんと動いてステキです。
しかし濃い顔の二人やな。
佐藤、私の中では嵐のラリアットで白目向いたイメージしかなかったけど、エエ体格でかっこええのであります。(さて今日一日の観戦だけで何度「かっこいい」と言うでしょうか)
横井と佐藤、体、白っ。和牛太と保坂、黒っ!わかりやすっ!
てなわけで序盤から横井と和牛太の激しいぶつかりあい。
横井、良い動きをするもなかなかペースをつかませて貰えず、つかまる。
佐藤の跳び膝蹴り、横井のマウント、さらに保坂のマウントなど見所たくさんで、オモロ過ぎて順を追って試合内容覚えとりません。
いや、ほんまオモロかったんよ!

第三試合
<火祭りBリーグ公式戦>
△田中将斗<5点>
(9分18秒 両者リングアウト)
△アレクサンダー大塚<3点>


「こんのクソ坊主がぁぁ!」って田中

「プロレスなめんなこのヤロウ!」って田中

なんつーか、多聞のデッドエンドな感じ

とおさん、久々に見たアレクはすっかりヒールど真ん中をつっぱしっており・・・。
ボクには、昔見たアレクとは別人のように思われ・・・。
って、そら純くん口調にもなるわな!なアレクのキャラチェンジ。
いやー、それがオモロい!
出だしから、大ブーイングに包まれるアレク。
ゴング前、勿論アレクの先制攻撃。どかんと場外。ブーイングな観客をあおるあおるアレク。
「がんばれ田中、優勝しかないぞ!」の観客の声援にも「わかっとるわ!」と応える田中、怒涛のアレク攻め。
どかーん、ばしーん。・・・。
お、覚えてない。(オモロ過ぎて)
中盤、アレクの場外攻撃により、リングアウトしそうになるも、カウント18で両者高速のリングイン!そのサマはズキュン!なカッコ良さやけど、ハラハライライラするわ!
アレクは切り返しがごっつぃうまくて、ココ!てトコでかわし変形のクラッチ(デルフィンクラッチ1号の前段階みたいな感じ)を仕掛けたり、うぉぉ!な見たこともない返しが出てくる出てくる。
勝負は互角、な感じでウルトラなオモロさ。
し、しかし最後、アレクのブランチャにより場外に出た両者がリングに戻れずアウト。アレクが戻ろうとした田中を阻止しつづけたため。
いやだから、リングアウトだけはイヤなんだってば!
きぃぃぃ!
金返せ!とか言うてまいそうじゃゴラ!
(言わないヨっ★)


第四試合
<火祭りAリーグ公式戦>
○藤原喜明<3点>
(5分01秒 ワキ固め)
×嵐<4点>


組み合う、シブ線な二人 クリーンファイトを宣言

嵐落とし!

組長のワキ固めに敗れた嵐

ううぎゃー!く、組長〜!なんちゅーオーラ!シブ線とはこういうのを言います、ハイ。
嵐の顔、「今日はいつもとは違う気合の入り方なんだよぉ」って感じで、下唇をぷっと膨らませて組長をにらむわけであります。
序盤、両者、ロープやコーナーに相手を押し込むも、レフェリーのブレイク指示に相手の胸をパチンと叩いた後、両手を上げてちゃんと従い、爽やかプレイをアピール。
中盤、組長、怒涛の攻め。コーナーに嵐を追い詰め、攻め込む攻め込む。嵐、もうちょっとで泣いちゃいそうなとこで、つっぱりつっぱりで対角線コーナーへ藤原を追い込む。今度は藤原が泣きそうな感じで。
嵐、連打連打!藤原の胸板は真っ赤っ赤。
これは嵐の勝利か、と思いきや、一瞬の隙をつき、藤原のワキ固めで嵐が瞬時にがタップ。
どうも痛めてた肩を直撃された様子。
一瞬の出来事にア然な場内。
いやー!関節の鬼は未だ健在!
めーちゃくちゃ、オモロでらヴい試合でありました。
嵐って表情が良すぎるわ。ほんま。


第五試合
×ヴァンサック・アシッド 日高郁人 星川尚浩
(11分16秒 スパインバスター→体固め)
CM・パンク ジョシュ・ダニエルズ ○CW・アンダーソン


会場の「しーだぶりゅ!」コールに「ん?」てなるCW

日高がCWを!しかし余裕のCW、観客にアピール

アシッド、この体勢からぐるんと回って、パンクとジョシュをキックで一閃

なんかわからんけど、こういう感じ

おつかれ、CW!!

星川ってカッコ良いよね、と友に話かけたら「え?昔?」とか返されたので、???ってなってたら、出てきて納得。ふふふ太ってる・・・。
なんかもう、学ランに、ムエタイに、なんか間違っちゃってるマスク(言うな言うな!)になんかこうごちゃまぜな感じの星川組。
対する外人勢はCWがごっつぃ人気。試合見たらわかった。ってこの妙に人気のある外人のパターンってあるなぁ。リアクション王っちゅーか。
試合は、テ、テンカオかい!なムエタイがあったり、なんやらかんやらで、おもいがけず全員が場外へどんどこ飛んで行ったりの、みちのく?みたいな場面やら、切り返しに切り返しを重ねての、本当に見たことがないような技のオンパレードで、ビデヲに撮って何回も見たいような試合。
言うなれば子供が喜びそうな、と言うか。
いや、大人も大喜び、みたいな。
とにかく観客の予想とかを裏切りまくりな試合の流れやワザの攻防で息つくヒマもなし。
中盤ですでにフラッフラなCWのタッチの早さとか、パンク、体ちぃさいのにパワー系のワザ炸裂とか、いやはやオモロ過ぎなのでありました。
スパインバスターは、ちょっと見応えアリだ。


★★★休憩こぼれ話★★★

パンフを買いに売店に行ったら、おっちゃんに「うちわいらない?うちわ!」て言われ、「いや、パンフを・・・」言うたら「ほら、ZERO−ONEの風が吹いてるよ、ほらほら」とZERO−ONEうちわであおがれ、ZERO−ONEの風を浴びてみました。

そして会場に戻ったら橋本登場。
「次シリーズから頑張ります。じゃ、アレ、やります。猪木さんのと間違えないように。サン、ニー、イチ、ゼロ、んでワーンでこう(腕を上げる)ですよ。」


こんばんわー!みたいな。


第六試合
坂田亘 ×高岩竜一
(13分55秒 テングトルネード→片エビ固め)
葛西純 ○テングカイザー


序盤は天狗の攻めが多く、

その後は葛西が攻め立てられる場面が多かった。

こんな風に。

テングのマスクを坂田が!

マスク剥ぎの間、レフェリーをひきつけ葛西も止める高岩のアシスト上手っぷり

テングのフォーム、キレイとか華麗とか言うより、ずばりカッコいい!

葛西純、大人気。
ゴング前「亘ちゃん、出て来いヨ」と挑発するも、坂田は葛西を無視。
なので高岩とテングでゴング。
テングの鼻って、意外と細いコト判明。
テング、ごついのに身軽でキック系の攻防とかとってもカッコいい。
葛西と坂田、葛西が捕まりいきなりの流血。
金髪が赤色に・・・。
さらに高岩が噛み付き攻撃。既に流血が激しい葛西のオデコに噛み付き、顔を上げて何かを吐き出す!って、肉片!ひぃ〜。(って言いながらワクワク笑顔)
そうこうして、葛西が場外でダウンな間に、テングが坂田にマスクを剥がされ、一旦退場。
葛西、1対2で攻め立てられる。場内の大「葛西」コールでやり返す場面もちらほら。が、しかし、坂田がさらにオデコをウォッシュ式に集中攻撃。
葛西危うし!

な、トコロで突然リングに見知らぬ男。
なんと酔った客が葛西を助けようと・・・って最悪かゴラ!
セコンドやら総出で、そのおっさんをリングから下ろすも、事態はそれでおさまらず。次はなんとどういう経緯かはわからんけども、コトを収集しようとした練習生に客がからんで手を出した。それで大もめ。
ほんで何人かの客がケンカ騒ぎになって試合は中断。
リングアナが必死に「おやめ下さい、退場していただきます、試合も中止としますよ!」と言うてるのにナカナカ止まらず。

か、葛西、今のうちに休んどけ!

5分くらい騒動が続き、やっと収まった。
つーかほんま、最悪。ありえへん。何をしに会場にきとんねん。
そこにプロレス愛があるなら、ありえない。
考えられない。

やっと試合再開。しかし攻め立てられまくる葛西対坂田・高岩の図は変わらず。
テング!まだか!
って、やっとこ登場!
元気にリングをキックで一閃。
葛西のゴーグルを奪ってつけ、テングにダイビングしようとする高岩を下からカットし、ゴーグルを奪い返す葛西。ゴーグル身に付けるん、はぃや!そのまま坂田にダイビング!
最後はテングトルネード(カンクーントルネードとちょっと違う気もしたけど選手によって微妙にフォームが違うだけかも)高岩が轟沈。
試合後、葛西のマイク。
「大阪のお客さん、観戦マナーは守りましょう!」


第七試合
<火祭りBリーグ公式戦>
○小島聡<4点>
(12分50秒 ラリアット→片エビ固め)
×黒田哲広<2点>


桃色カード

花道後方から走って、ラリアットに来る黒田を迎えるコジ

黒田の抵抗むなしく、この後コジコジカッター!

ぐはー。哲ちゃん、かっこえー。
勿論コジは相変わらずマスマスかっこいいので、どうしていいやらわからず。いや、おとなしく観戦してたらエエわけですけどね。
体格差はいかんともしがたい黒田とコジ。
ゴング早々、黒田のドロップキックでコジが場外へ!そのまま黒田がコジの技を返しまくり、意外や試合のペースをつかむ。
コーナーにコジを置き、ラリアットかキックで攻め込むか、な場面でスライディングして場外へ。そのままコジの膝をコーナーの柱で攻め立てる。
そして「哲ちゃんカッター!」(会場の声と共に)
中盤のラリアットに次ぐラリアット対決も、なんと黒田が勝利。
しかしここらへんから黒田フラフラ。
コーナートップへ登ろうとするもモタつき、コジに落とされる、さらに二度目はコジもトップに上り、そのまま「This is コジちゃんカッタァー!!」の掛け声と共に、コジコジカッター。
黒田、グロッキーになりながらも、ラリアット合戦に応戦するも、2連続ラリアット返せず。
いやほんまオモロ過ぎなくらいオモロな試合でした。


第八試合
<火祭りAリーグ公式戦>
○大谷晋二郎<3点>
(10分38秒 スパイラルボム→体固め)
×金村キンタロー<2点>


金ちゃん、ジャイアンてぃしゃつにアブコバ布頭巻

ゴング前不意打ち!

場外へ出るも逆に大谷に鉄柱に打ち付けられる

設置した椅子に大谷を打ちつける金村

机を使っての急所攻撃

場外に設置した机の上の大谷に向かってダイブ!

椅子に激突させようとするも、この後大谷に返される金村

このままスープレックスへ

金ちゃん、返せず!

「俺の夏は3秒では終わらんでぇ〜!」と去年の秒殺超えを宣言する金ちゃん。
大谷登場、カァッコエエ!ごっつぃオーラ。
金村の不意打ちでいきなり場外。しかし大谷が返し、鉄柱攻撃。金村いきなりの流血。
そのまま場外花道奥へつれていかれ、扉にドゴンドゴンうちつけられる金村。
しかしバク山スペシャルで、しばし大谷をダウンさせ、椅子やら机やらを用意。反則ラフファイトで大谷を攻めたてる。
「勝てちゃうかもぉ!」と金ちゃん。
「5分たったで!」な観客からの野次。おお、秒殺はまぬがれた!
場外の机に大谷を寝かせ、トップロープからダイブ。机まっぷたつ。
大谷の怒涛の攻めも返し、まるめ込み、まるめ込み、まるめ込み。しかしフォールは取れず。
大谷、金村が設置した椅子へ金村を落としてから怒涛の攻め。
ドラゴンスープレックスからスパイラルボムで金村返せず。

しかしエエ試合やった。



最後はやっぱコレですな!


ZERO−ONE、ウルトラ級のオモロさ。
これに橋本や小川、まだまだ出てない選手もいるのだからスゴい。
お目当ては、コジに金ちゃんに哲ちゃんに大谷に組長、と他団体が多かったわけですが、出場した全選手それぞれの全く違うプロレススタイルが 全試合で見事にかみあって、ほんまハズレなし。
全日も全試合ハズレなしですが、ZERO−ONEもスゴいぞ!


それにしても、火祭り刀は見れないのか。そうか。




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