カンセンキ

2003年9月15日の
大阪プロレス「大阪プロレス物<ストーリー>語」#20
IMPホール

インフがインフが!!
ハラハラドキドキな気持ちで。

今日の爆RINGゲストはケンコバとやすよともこ。
何試合目からか、途中で週プロの新井さんも遅れて。
新日行ってたな!

■第一試合
20分1本勝負
×的場真人
(7分07秒顔面への低空ドロップキック→片エビ固め)
○ゴア


まずは間合いを見計らって

ゴアの逆エビってなんか一味違うと思う

ボディスラムが様になってきました

ゴアがエスケープ!

的場くんにテーマ曲が!
なかなかベタな感じでかっこ良いデス。
これを機に的場って呼び捨てにしよう(カンセンキだけ)。そうしよう。
今日はイエローゴア。マスクもリニューアルでコスと合ってて男前度1.5倍。

序盤からゴアのいかつい攻め。
的場の張り手にも微動だにしないゴア。
的場のボディスラムは背があるせいか、結構衝撃が強い。
ブレーンバスターも出た。
一本足な頭突きは藤原組長ぽくてなんか良い。
体つきも似ているし。期待大。
しかしいかんせん、攻めれるところでの間合いがつかめてなく、躊躇な時間がたくさん。これは実践をつむしかないのですね。これからこれから。
ゴアの攻めも基本技でなくえげつない、コブラツイストや低空ドロップキックとか出てくるあたり、的場の成長がわかるのでわないでしょうか。
ゴア、的場に「この小僧が!」って。
大阪プロレスでは実年齢は関係無し。実年齢て。
とにかく、ゴアのいかついミサイルキックで的場がノックダウン。

って言うか、ゴア、かっこ良すぎるんですが。
どしたらいいですか。


■第二試合
30分1本勝負
○BK・キッド
(8分11秒ファイヤーバード・スプラッシュ→片エビ固め)
×J・ロペス


エミネム熱唱ロペス

ビリィのウラカン

ファイアーバード10回転コース

ロペスの英語に「WHY?」なビリィ

ま、またしてもロペスがエミネム歌いながら登場。
IMPのひな壇客席まで登ってく始末。いや、なんかどうして良いかわからん客と、そういう空気とか関係無しなロペスがオモロなんですが。
そしてビリィもマイペースに登場。

序盤はハイスパートロープワークからの変形ホイップにつぐホイップで、ビリィのペース。ウラカンなんかも何故か久々に観たかも。
あー!やっぱルチャ大好き!な気持ち。
しかし中盤はロペスの攻め。
なんかこう両腕を後ろに極めるの、時間が長い上にあんまり面白くないのは何故か。逆エビの長時間攻防とかはオモロいのに。
なんかこう、ちょっとココらからギクシャク。
ロペス、数回技をミス。
あと、首を抱え込んで腕をクラッチして落とすのはヒヤヒヤ。
しかしビリィは倒れこむことも無く、ロペスにバックを取られるも、そこからコウモリ吊りの形に、しかしコレは返される。
終盤はビリィの追い込み。ブエロ・アクロバティコ(たぶんちゃうねんけど・・・相手の片腕を取って、トップロープに太ももバウンドさせてのホイップ)から、ファイアーバードスプラッシュ(10回転)。
かぁっこ良い!
あの、ファイアーバードの前の、体全体をそらすのが良いです。
すごい良いです。
そして3カウント。
喜びポーズビリィ、かわゆし。

ビリィ「えー、ロペスが日本に来て1年くらいになりますが・・・」
あ、そろそろアメリカ帰るんだーな会場の雰囲気。
ビリィ「まったく日本語を覚えません!」あ、そういう話?
ビリィ「えー、そんなロペスも来週の火曜日でアメリカに帰ります」
会場から「えー!(トーン低め・でも多い)」な声。
ビリィ「お、『えー!』って言われてるやん、良かったなー。まぁ僕も海外生活が長かったので、ロペスの気持ちがわかるんですけども、僕はスペイン語、ちゃんと覚えましたよ。まぁ来週の火曜はロペスの引退マッチするんで来てあげてください、今『えー!』って言うた人だけでも!最後にロペスが言いたいことがあるらしいです」
ロペス「大阪に来て、良いファイトが出来て良かった。(英語・意訳)」
「コイビトボシューチュー!(日本語)」
外人のカタコトはなんだか卑怯だな!で、またエミネム歌おうとしたのをビリィが止めて退場していかはりましたとさ。


■第三試合
タッグマッチ30分1本勝負
ミラクルマン&×えべっさん
(12分35秒デルフィン・クラッチ)
○S・デルフィン&ペロ


ペロの皮ひんむいてペチンペチンと折檻するミラコ

えべ「3倍返しにしてやる!」ってミラコから目をそむけながら。

「はい、すんません何も言うてませんっ」えべ談

えげつなキック

くいちゃんがココにいない不思議。
でも、ペロカノのペッキーが!ピンクくてカワユシ。
しかしペロ、なんかほったらかし。むしろペッキーはデルフィンと仲良し、な感じ。
そうそう、ペロって彼女に冷たい男って感じするよねーって友と。何の話か。ココはプロレス会場か。

ミラコえべ、どちらもリングインせず。しぶしぶえべが「はいはい。出たら良いんでしょっ!(にくったらしい感じで)」
そしてペロと首相撲からロープ。ほんで、仲本工事な前転してポーズ。ペロもポーズ。松井もポーズ。今日はどこからともなくいつも聞こえてくる笛の音が無かったので、お客さんが口で「ピッ!」って。でもやっぱ、笛がないとしまらないね。
えべ「あー疲れた!」

ミラコとデルフィンのハイスパートなのだけど今日はウルトラハイスパート。めっちゃめちゃ速いんですけども!すごいタイミングでデルフィンがミラコを捕らえてヘッドロック。大人のプロレス。
ペロとミラコ、ペロの皮をむいてのミラクルストレッチ、え!こんな早くに決め技?とか思ったらペロの腹をパチパチ。松井「お前ほんまに犬か?」
えべがペロを捕まえて、ミラコにコーナートップに上がらせて無視、そしてミラコがえべにジャンプしてドゴーン。ミラコ「やんのかゴラ!」えべ「なんじゃゴラ!」って目をそらしながら。
ミラコ「かかってこいや!」えべ「3倍返しにするぞ!」って顔をそむけながら。「お前ら止めろ止めろ」ってえべ、デルフィンとペロにヘルプ要請。
止めに入ったデルフィンとペロを捕まえて「ひっかかったなー」って4人でドカーん、4人で2.9カウントで起き上がる。
ああ、コレ恐ろしい回数観てるというのに。
いつも爆笑してしまうのわ何故。

ミラコがトペコン、えべがえびす落とし。
えべ、デルフィンに「お前には言いたいことがいっぱいあるんや」「けど言いたい事は一つ!給料上げろ!」「冬と夏に2回もらえるものはなーんだ?」
その間デルフィン、えべに蹴飛ばされまくってリング内をゴロゴロ。
「答えはボーナスじゃ!」って、ブルドッキングしようとしたらスッポ抜けて形勢逆転。
デルフィン「今お前何言うた?」
えべ「何も言うてませんやん・・・」
デルフィン「色々言うてたやないか!」
えべ「いや、あいつが言え言うたんです!」ってミラコを指して。
デルフィンがミラコを見る→えべチョキの手で目潰し→デルフィンその手を掴む。
デルフィン「この手なんや?」
えべ「え?いや、給料2倍にしろって。あいつが」ってまたミラコを指して。
再びデルフィンがミラコを見る→えべチョキの手で目潰し→デルフィンその手を掴む。
デルフィン「これは何や?」
えべ「え?ほら師匠の好きなカニ!かにっかにっ!」「師匠〜!」って愚乱・浪花のマネで。激似。
この、みちのくネタに敏感な時期に!うひひ。
で、デルフィン「好きちゃうわ」って小さな声で言うてスウィングDDTの体勢に持っていく。えべ「いや僕もボーナス欲しいとは言うて・・・あ゛ー!」って言いながらヤラれ。最後はデルフィンクラッチで締め。

試合後はペッキーがリングに上がり勝利者インタビュー。
さくっと引き上げるえべとミラコ。
ペロのなぞなぞコーナー復活。ペッキーが風船で犬とか作りながら。
ペロ「こんな風にやっていこうと思ってるんだけど、どうかなデルフィン?」
デルフィン「いや・・・別に・・・ええんちゃう?」てはんばあきれながら苦笑しつつ。
そんな!自分の団体になげやりな!!
そんなデルフィンがたまらんのですがね。


■第四試合
45分1本勝負
×福田ユタカ
(5分35秒チキンウイング・フェースロック)
○冨宅飛駈


ウワー・・・まさに色が違うという感じデス

なかなか福田が良いのだけどな

格闘技だなぁプロレスルールなのに

冨宅さんマイク

普通にプロレスルールなのね。
冨宅、渋い感じで登場。でも入場曲は実は谷村有美。
なんか不思議な感じ。
大阪プロとパンクラス。極と極が同じリングに。

スタイルは違えども、大阪のリングなのだしプロレスルールなのだし福田はいつものように自分のプロレスをしたらエエかと思うのだけど、そう思い通りにいかないいかせてくれないのがプロレスのオモロいところでもありますね。
とにかく序盤はグラウンドかと思いきや、スタンドで打撃ラッシュ。
冨宅、テイクダウンは奪うものの福田のガードをパス出来ず、攻めあぐね逆に福田が体を返していく。
中盤から終盤にかけて、福田のドロップキックにサッカーボールキック。受けることを前提としてない体へ、そのキックが響くこと響くこと。
なんか新鮮なものを見た。
冨宅もロープにふってドロップキックをするも、どうにも効かずギクシャク。
しかし、再びテイクダウンからマウントを奪う。裸締めの体勢になるもロープエスケープされる。
最後はフェースロックを決められ福田がタップ。

冨宅マイク「慣れないスタイルで、今日の試合が外から見てどうだったのか、まだわかりませんが。村浜さんにたどり着くまで全勝しないとダメだと思っています。いつでもどこでも参戦していきたいと思います。」

もちろん素人見なのですが、お互いの良いとこが出きらない感じでありました。
でも意外と、そのかみ合わなさに緊迫感があって、超個人的視点ではオモロでした。
今後どうなるか楽しみではあります。
しかしどうせかみ合わないのなら、自分のスタイルをゴリ押ししてまう方が観客的にはオモロだし、選手的にもスッキリするとは思うのですが、そこがまた難しいのよと言われればそうだろうね、と言うしかありませんな。


■第五試合
大阪名物世界一選手権60分1本勝負
<世界一>○タイガースマスク
(10分52秒タイガース・スープレックス・ホールド)
<世界三>×くいしんぼう仮面


ちっちゃくえべが・・・

カキーン!て。カキーン★

ストラーイク!

ストラーイク!くいしんぼうVersion

ワイらが大阪新名物!

くいちゃん、いつものごとく大量のお菓子でオブジェになりながらリングイン。
タイガース、今日はちゃんとベルト持ってきた!をアピィルしながら登場。
いや、当たり前やからさ。(微笑み)
記念撮影もくいちゃんの横にはデルフィンとペロがおって、なんか寂しいタイガースたまたまいたミラコを呼ぶ。
後ろの方でえべもこっそり写る。

しっかりとは覚えてませんが、たぶんくいちゃんのズコーンって倒れるうまか棒?とかいう技をパクったタイガースに怒ったくいちゃんが大暴れ。
お尻ぺんぺんの上に、格闘技な掌打の嵐でタイガースをリングアウト。その勢いで松井、的場くん、ペロ、ミラコと全員をリングアウト。満足そうなくいちゃん。
松井「お前、この空気どうすんねん。」
そしてタイガースが振りかぶって三振とってすべりこんでセーフ、ってするのをした直後、それをくいちゃんがパクる。すべりこんでは、正面低空ミサイルキックで。
コーナーで張り手対決。
中盤から徐々にいかつい試合。
くいちゃんがロープに振ろうとしたトコをタイガースがヘッドロックしてふられず。か、川田みたいですね・・・。ディディディって感じ。
タイガースプランチャ、横にひねりながら。
気がつくとシャイニングウィザードなタイガース。新技が続々と。
くいちゃん、首かっきりポーズも長くなく素早く。本気パワーボム。
そこから関空トルネード2連発。いかついくいちゃん。
返すタイガースはジャーマン、くいちゃんがそれを返し、今度は「勝ちたいんやっ」って言いながらタイガーススープレックス。これで3カウント。

「無事ベルトを守ることが出来ました。大阪プロレスをもっと広めて、大阪名物が阪神と大阪プロレスってなるように、スペルデルフィンを大阪府知事に、大阪を日本の首都に!頑張ります!」「ワイらが大阪新名物!」
うんうん、そうだね!そうなると良いね!(母のまなざし)


■第六試合
スペシャルシングルマッチ60分1本勝負
○ツバサ
(15分37秒ドラゴン・スリーパー→レフェリーストップ)
×Bバファロー


こんな場面見たくない、でもやっぱ見たい!なファン心理

観客にアピールしながらギロチン2発目

場外乱闘、ツバサが押される

ツバサのドラゴンスリーパ1発目

バファロをツバサが迎撃して両者相撃ち

ツバサ「お前は最高のパートナーだ」

号泣

しっかりとした足取りで入ってくるバファロ。
ツバサ、何かを振り払うように気を入れてリングイン、の瞬間にバファロが先手を取る。
花道でもつれあう2人。バファロがツバサが着てたインフTシャツを破く。そして花道上でバックドロップ。リングにひきずりこまれるツバサ。
そして場外。コーナー鉄柱にツバサを打ち込むバファロ。そして殴り合い。
リングインし、ラリアットで倒れるツバサ、そのままバファロのギロチンを受ける。しかし直後にキックを入れ倒れこんだ場外のバファロにケブラータをはなとうとする、が、バファロに足をすくわれる。
技の読み合いに次ぐ読み合いで緊迫。
リングに戻り、ラリアット対決。しかしバファロのショートレンジラリアットに沈むツバサ。バファロ「お前がやろう言うたんちゃうんか!」といかつい蹴り。
再びバファロのギロチンを受けるツバサ、しかしそこから猛烈な反撃。
場外のバファロに向かってトペ・スイシーダ。(めずらしいと思う)
リングに戻り、腕をとってドラゴンスリーパー、耐えていたバファロ、落ちる。
松井が意識の確認を取るも、ツバサがバファロを蹴り上げる。それでバファロの意識が復活。朦朧とし、膝に力が入らないバファロ。
それでも「受けてみろ!」とバファロの胸板に蹴りを入れるツバサ。
膝をつきながらも耐えるバファロ。
そして両者同時ラリアット。そこからツバサが再びドラゴンスリーパー。バファロ、落ちる。松井がレフェリーストップ。

意識が戻るバファロ。
ツバサ「インフ、再出発だ。」
バファロ、首を振る。
ツバサ「一緒にやっていこう」
バファロ、よろよろと立ち上がりツバサと抱擁。

素晴らしい試合だった上に、最上級の結末。
良かった!
ファンで良かった!!
愛のある闘いをありがとうインフィニティ!!!
文句無し2003年大阪ベストバウト。




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