カンセンキ

2003年12月23日(火)の
みちのくプロレス「ルチャの国から2003〜魂〜」京都大会
in KBSホール

ひっさびさ。
寒くなるとやってくる、みちのく。
入ると、日高と東郷さん、このみちのく興行の後にやるK−DOJOのお船ちゃんとDJニラがいました。
あとマッチョさんがウロウロ。
グッズの種類が多いなー。とか。
そしてKBS名物のシャンデリア。
京都御所・蛤御門の真ん前で、創世記なシャンデリアをバックに、人生の読経テーマ曲とか、なんかもう、良い感じでありました。


気仙沼二郎の「海の魂」。
この人は、歌を歌う時、何でいつもこんなにも緊張しているのか。
レスラ時は勿論そんなことないのに。
うまかったですが。

マッチョさんによる開会の挨拶。
リングアナ(名前なんだっけ)「今この会場で一番えらい人、プロモーターのマッチョ☆パンプです。」
マッチョ「こんにちわ。お金持ちのえらい人達がいっぱいチケットを買ってくれました!」
リンアナ「もうかったでしょう?」
マッチョ「まぁ・・・いらん事言うと、裏でギャラがどうとか色々言われるので言えません。」

マッチョの挨拶の前だったかもだけど、とにかくスポンサーの企業さん達の紹介を延々10分くらい。
でもリンアナさんが工夫してたのでオモロかった。
なんか、「ノックは無用」みたいで。←年がバレちゃう。


■第一試合
20分1本勝負
○HANZO
(6分04秒 チキンウイング・フェースロック)
×グラップラー


ねぇねぇ、ワキが甘いって感じのコスだよハンゾさん

これでタップやったかな

福井のHANZOのとこの若手グラップラーと。
グラップラー、奇声を発しながら登場。
なんかオモロ。
試合も、なんとも言えない感が漂ってまして。
ええっと、なんて言うか、プロレスって相手があってこそだなぁって。
HANZOのスゴいとこが見たかったです。
でもなんかオモロかった。どうしようもなさが。
目を覆うような流れと、ココ!てトコでの技の失敗が。←ダメじゃん。
ちゃうねん。
でもオモロかってん。

試合後、グラップラ「あ、マイク入ってねーじゃねーか!HANZO!今度はぶっ殺してやるからな!覚えとけ!」
HANZO「あれ?マイク入ってるじゃねーか」
振り向くグラップラ。なんか間が悪くて退場。
HANZO「これよりもっともっとスゴイ試合を福井(?)でやってるんで来て下さい。」
いや、もっとエエ試合、今見せたらえーがな。



■第二試合
20分1本勝負
×井上治
(5分20秒 ミサイルキックからの片エビ固め)
○守部宣孝


近い近い

片手、片手で長い時間持ち上げてボディスラム

反撃ターイム

おばちゃんは、コレで井上が死んだかと思いました

井上。
いろんな団体、いろんな新人を見てきましたが、こんなに細いレスラー初めて見ました。ジョディ・フラッシュもたいがい細かったけど、そうじゃなくって。
細すぎる。
骨格からして細すぎる。
見てて怖いんです。

守部、なんか良い感じのレスラ。顔も体格も髪の毛も。
試合は、会場から「あっちゃー」って苦笑が漏れるような感じで。
張り手対決、井上はペチッ!って。守部はドゴッ!!って。
頭突き対決、井上は音もせず、守部はゴンッ!って鈍い音。
サッカボールキックも効いてなくって。
ミサイルキックもきれいなんだけど、パワーがなくって。
もうほんと、頑張れ井上!って言うより、怪我しないで!死なないで!っていう応援の声援具合。
でも、こんなにいっぱい書いたけど、悲壮感とかはなくてどこか楽しい。
守部の上手さなのか、これがみちのくというものの雰囲気なのかわかんないのだけども。でも守部はそういう雰囲気を作るのがうまいと思った。
最後は、すごすぎるミサイルキックで井上がノックダウン。
あばらとか、イッてもうたんちゃうか、とか思ってまいました。



■第三試合
30分1本勝負
○ジョー緑山
( 5分17秒 ポンプキックからの片エビ固め)
×旭志織


緑山の串刺しニー

ローリング逆さ押さえ込み

旭を持ち上げつづけて、そのままブレーンバスターというものすごい力技

ジョー緑山は緑の人。
とだけしか覚えてなくて。旭は結構しっかり覚えているのに。

試合は、緑山の技がとにかく面白かった。
最初は両者共にオーソドックスなプロレスを展開。
徐々に、緑山が、二段蹴りのビックブーツ、フルネルソンの形で持ち上げつづけたり。(スープレックスにいったりしないとこがミソ)
旭ジタバタ、ロープエスケープ。
旭、ローリングで逆さ押さえ込みを連発、再び逆さ押さえ込もうとした旭をそのまま担ぎ上げて、叩きつける。
最後は、緑山がベアバックの形で旭を長時間締め上げ、その持ち上げた体勢からそのままブレーンバスター。
すっげー!そんなの見たことねーよ!

ジョー緑山、緑なだけじゃなく、おもろいプロレスをする人でした。
旭も動きにひきつけるものがあって、良いです。



■第四試合
タッグマッチ30分1本勝負
○阿蘇山  でぶっちょ☆パンプ
(10分18秒 マグマスプラッシュからの片エビ固め)
×気仙沼次郎   つぼ原人


直立不動の阿曽山と腹の肉をアピールする偽ブッチョ

偽ブッチョなのに、偽長州になっちゃって注意を受ける一宮(一宮って)

い、痛いんダ・・・沼二郎がんばれ←体勢がグズグズですよぅ

偽ブッチョの顔がイイダス

雪崩式バックドロップ


だ、だっちゅーの・・・?

カードとか何も確認せずに観戦したから、いきなり一宮が出てきてオトク感溢れるカードでございました。
似てるし。
コスとか、絶対本物ノンだし。←やぶけちゃう!って感じでパッツン。
やっと本物の阿曽山も見れて、試合前から満足。
やー、細かいことは抜きにして、なんか楽しかったでっす。
(テヌキ観戦記)



■第五試合
タッグマッチ30分1本勝負
×池田誠志   新崎人生
(12分04秒 ショーンキャプチャー )
○日高郁人   折原昌夫


えらくはやい段階で拝み渡り

池田ー!がんばれー!

人生って一個一個の技が絵になりますネ。
得にトラースがカッコ良くって。
背中の筋肉とかもう、大興奮で大変ですから。
あと、折原がすっごい好きなんですヨ。(誰に語りかけるのか)
日高のマスクって、誰か注意したりしないのかなぁ。ハンサムなのに勿体無い。
池田って、生だと池田君のときにツボ原人とやってたの観て以来。
なんか、実直なファイトで高感度大。
人生がなるべく池田に闘わせようというのが伝わって(捕まり続けた、とも言えるかもだけれど)、カットもほとんど行かず、自分で返せ!な姿勢で、なんかそういうのに弱いっちゃよ。
そして折原のプロレス好きやなー。キビキビしてて、スタイルに一本筋が通ってて。
日高は、やっぱすごい良い選手。
池田が捕まって、人生がドドドッって攻めて、池田が捕まって、って繰り返しやったけど、オモロかったです。
池田、あんだけ攻め立てられても、最後には反撃する体力とか、なんかもうすごい感動しましたでごわす。



■第六試合
6人タッグマッチ無制限1本勝負
×はやて   ザ・グレート・サスケ   湯浅和也
(20分48秒 ダイビングセントーンからの片エビ固め)
○ディック東郷   TAKAみちのく   マッチョ★パンプ


いきなりの場外乱闘

サスケをバカにしたようなファイトをするTAKA でもそこに愛があってキュン☆

マッチョって何気にすごいよね 何気にて

マッチョ☆バスター おもろーい

サスケの反撃 次々と卍を!

場外にうずくまるサスケにアピールするFEC

はやてもサスケも好きだし、湯浅もガンガンがんばってほしい。
しかし、有明の海援隊戦の時も思ったけど、いかんせん海援隊(ここではFEC)のすごさを存分に見せれる相手じゃなくって、一観戦者としては残念。
サスケ、満身創痍すぎるのか、早い段階から左膝が動かず、プロレスのそれではないうめき声をあげる。
まったく動けなくなったサスケに、ちょっと困った感の間が広がる。
一人頑張る湯浅。
はやても万全の体調では無い様子で、反撃するも長時間リングにはいない。
FEC相手に湯浅一人でわ。
セカンドロープからムーンサルトしようとするも、左足が効かず、倒れこむサスケ。
FEC、容赦ない攻めでサスケを戦闘不能に。
なんかTAKA、全日出てからなのかわかんないけど、ファイトスタイルがすごぶる良いなぁ。根性悪そうな攻撃なのに、どこかコミカルで。
そして、やっぱり東郷さんは抜きんでてすごかった。
全部の動きが、びっくりするようなモーションで繰り出されて。
すごい人だ。
埋もれる人ではないのに。
そのすごさとポジションがいまいち噛み合ってない気がする。
最後はその東郷さんのセントーンではやてが3カウント。


試合後、マッチョ「J−CUP、このままだと代表が湯浅になっちまいそうだが・・・」って、挑発マイク。「湯浅、お前もなんか言い返してみろよ!」
で、湯浅。いきなり噛んだり。しどろもどろマイク。
で、笑うTAKAと東郷さん。(写真上)
マッチョ「人生社長!今日、J−CUPの代表を決める大阪プロからの連絡があったんじゃね―のか?つか、湯浅がこんなにマイク出来なくていいのか?」(意訳)
人生登場。
人生「湯浅・・・△○×」って、人生がかんだ!大変!

照れて、顔を両手で覆い、引っ込んでしまう人生。
その間、TAKAがこの後のK−DOJOの宣伝。さすがTAKA!
人生、ちょっとして戻ってきて「TAKA・・・ありがとう。」
「J−CUPは二人が闘って勝った方に出てもらう。」

最後に人生の照れたトコとか見れちゃってモー。
大変。

でも全体的にちょっと難アリと言うか。
えらそうに言うつもりもないけど、第一と第二はお金を払うには、というレベル。
メインは残念で仕方なかった。
最後のみんなのマイクに救われたけど。
(だから余計盛り上げてくれたんだろうけど)
大好きなの、みちのく。
たまにしか見れないから、余計にがんばってほしいんです。
関西来る時は必ず行くから、もう少し満足させてほしいです。
2月のは死ぬ程ちょー満足だったことですし。




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