カンセンキ

2004年1月18日(日)の
全日本プロレス 「2004新春シリーズ 最終戦」
in 大阪府立体育会館 カンセンキPart.1

愛しの全日。
だいたい、川田×天龍だけでも、想像しただけでもお腹いっぱいなカードなのに、コジカズ×武藤・嵐なタッグ選手権はあるわ、タイガースとタイガーマスクだわ、くいえべは出るわ、なんかもう。
わらわら。
全日は、ビックマッチでなくとも、心ときめいて仕方ないのに、こんなビックマッチを大阪に持ってきてくれたなんて、モー。
モーモー。
友と一緒に、始まる前から浮き足だっちゃって大変。

なんて言うか、スキット?でRO&D登場。
TAKAが前説なのですか?って感じでしゃべるしゃべる。
でもなんか、すっごい良い雰囲気なんですけど、RO&D。
ヒールな外人軍団として完璧じゃない?デカいし、オモロくしゃべれるTAKAはいるし、怖いのに憎めないキャラだらけ。
会場の反応も、なんか人気者なノリ。
太陽ケア、生で初めてみた。ちょっと太ったけど、なんだ、男前やないの。



■第一試合
6人タッグマッチ 30分1本勝負
渕正信 ×石狩太一 くいしんぼう仮面
(14分40秒 片エビ固め (エクスプロイダー))
奥村茂雄 ○ミツ・ヒライ・ジュニア えべっさん

渕さんはえべをすっごい見つめるんです いつも

せんだみつお渡りに同行させようとしたら一瞬でびろーんて急所打ち自爆

関空トルネード

おっくん・・・痩せてる。
しかも良い体。しかもしかも、なんだか顔までカッコ良く!
まさか奥村をカッコ良い!って言う日がくるなんて・・・。
プロレスって、ほんっとありえない事が日々起こるので気が抜けません。
くいさんもえべも、花道にワーッて人だかりが出来て大人気でウレシイです。
第一試合で花道にあんなに人が集まるってないよー。
レフェリーは松井。
なんか緊張気味なとこを、えべがバッティングフォームで和ませ・・・つっこませたりとか。
渕さんは、ブルマーに白ソックスで、相変わらずマニア必見です。

くいえべが先発。
いつものムーヴもなんかこう、リングが大きいせいか、のびのびー!はりきって大きいぽーず!な感じで。
渕さん、ムッツリ。
しかしみんな知っている、渕さんは笑いをこらえてるので、なんとなく怒った顔になってることを!
そして、いつのまにやらくいさんの新技。
相手に向かって行って、相手を両手で挟むと見せかけて頭の後でパチン!って両手を打って、大きな音をさせて驚かせる。
もう、なんかみんなビクッ!ってして。なんて人をシアワセな気分にする技なの!
ヒライを捕まえた渕さん、くいさんになんかさせようと思って場外へ落としたのに、くいさんが何もしなくって、渕さんが何かしろよって言うたら、くいさん、セカンドとトップロープを渕さんのために開けて「どうぞ!」ってして、渕さんがもーいー!って。
怒られちゃった!なくいさん。

渕さん、えべの帽子部分をギュウウウウって捕まえたり。
くいさん、ヒライと奥村に捕まるもパチン!って技(上記参照)で逃げたり、関空トルネード出したり。渕さんと一緒にえべに急所攻撃したり。
奥村、痩せてキレが出てきた気がする。パワーは落ちてない感じ。
前はヒライとの違いがわからないくらいだったのに。
石狩も切り返し技とか増えてて。
ヒライはプチ嵐な感じ。←一番言われたくないだろう感想

なんかシアワセイッパイ夢イッパイな第一試合でした。
完全に会場はあったまりまくり。



■第二試合
シングルマッチ 30分1本勝負
○ 本間朋晃
(4分06秒 レフェリーストップ ※腕固め)
×保坂秀樹

保坂、痛んでない方でラリアットするも力なく

本間「もっかいチャンスをやる!」

保坂、ガッチガチのテーピングして入場。
左手、入場時から既にぜんっぜん動いてないんですが。

試合開始、エルボーや張り手の打ち合いが続くも、どうにも保坂の肩が動かなくって、嫌な空気。
本間が何か諦めたかのように、保坂の左肩を極めて、レフェリーストップ。
会場、不満たっぷりで呆然。
本間、一旦退場しようとするもマイクをとり
「そんな体でリングに上がるんじゃねー!もう一回チャンスをやる!シングルだ」
保坂「大谷のプロレスの教科書に・・・(つまらなかったので略)」
本間「何ページに書いてあったんだよ!」
保坂「・・・何ページとかはどうだっていいんだよ!」
保坂、マイク出来ない人だったのね・・・。
なんとも悲しい試合やったけど、本間がマイクしてくれて良かった。
でもなー、本間、個人的にすごい好きやから、ちゃんとした試合が見たかったです。
とにかく残念!



■第三試合
タッグマッチ 30分1本勝負
○ ザ・マスク・オブ・タイガー タイガースマスク
(10分15秒 逆さ押さえ込み)
グラン浜田 ×土方隆司

シュートとグラップラなのよね

浜田さん、またそんなすごいストレッチ技

160Kチョップも出したよ

トゥームストンパイルドライバー、この後リングに頭がささります

タイガースは細いなぁ(しみじみ)

わぁい!良い構図!

試合前に、浜田さんと土方によるボール投げが行われて、二人はそのままリングに残って、タイガースとマスク・オブ・タイガーが入場。
タイガース、トンボきって、会場がオーッ!って。
そしてタイガー・・・。Tシャツとか着るのね。うん。知ってたけどさ。
あのタイガーを生で観てるんだ、私。でもそんな実感まるでない。
あんまり良い形での出会いでないなぁ。
とか、言うてはダメだ!
なんか正直、体とかゆるいしアレなんだけど、でも、なんか、たまにドキッ!とするというか、所々に、あのタイガーマスクだ!って感じられるところがあって、なんかその一瞬のオーラとかがスゴいと思う。

試合は、タイガースが捕まって捕まって捕まって。
タイガースが死んじゃう!とかそこまでとかでないんだけど、だ、脱出とか出来るんかな・・・って思うくらいに。
でも、打点の高いドロップキックで脱出。
そしてタイガー、くるくる回ってカニばさみ、とかソバットとかはやくて。
でもなんて言うんかな、点、なんです。攻撃が。
一個、とかはなんかスゴかったりするんだけど。全体的な流れがモタモタ。
わぁ、正直な文章!
最後はタイガースが土方を捕まえてる間に(このときが一番カッコ良かった)、タイガーが逆さ押さえ込みで浜田さんを3カウント。
この逆さ押さえ込みがまた、こう、片手すっぽ抜け・・ああ・・べちゃっ!って。
え!?3カウント!?
ミラクルファンタジー!!
・・・。
なんて言うか、マスク・オブ・タイガーによる、マスク・オブ・タイガーのための試合と言っても過言ではなかったのかもしれません。
いろんな意味で。
どっちにしろ、視線を持っていってしまう力はすごかった。
あと、タイガーのタイガースへのあたたかい目線はらヴな感じでした。



■第四試合
8人タッグマッチ 45分1本勝負
ジ・イーグル ショーン・ヘルナンデス ×宮本和志 河野真幸
(19分20秒 体固め(トップロープからのフライング・ソーセージ))
TAKAみちのく ジャマール ○ブキャナン ディー・ロウ・ブラウン


イーグル、気合入れて上半身コス脱ぎ

TAKAが一番ちびっ子なのに、こういうことするのがステキだ

ブキャナンの拝み渡り なんかデカいので様子がおかしいです トップロープも必死だ

串刺しスティンキーフェース

さらにスティンキーフェース

ひっかかっちゃって動けない!アアーン!

あんな体で飛ぶんだからモー!

RO&D、ケア意外全員登場。
TAKA「オレ達は全員でRO&Dなんだ!今日のカードはなんだ、なんで二試合に分かれてるんだ!今から8人タッグに変更する!」
で、ヘルナンデスとイーグルも加わって8人タッグへ。
そして、全日側の選手に対して飛びまくる紙テープ。
それを飛んでる途中で全部とっちゃうTAKA。きゃっちきゃっち。楽しそう。
試合、RODの先制で全員場外でしっちゃかめっちゃか。
特にジャマールに捕まった河野君が大変な事に。
で、なんとか全員リングへ。
ブキャナン、レスリングも飛び技も個性的。手足が長くてリングが狭く感じる。
先発でブキャナンが出て、全体的に大事なとこはブラウンが締めて、最後はジャマール。
その合間合間にTAKAがひっかきまわす、客を沸かす、というスタイルが出来てた。
チームとしてほぼ完璧。
全日チームも、かなり良いんだけど、チーム力にかなわず。
イーグル、おおげさで無駄の多い動きがとっても、愛らしくてよかった。
ヘルナンデスは、ショルダータックルとスピアーなスタイルでアレな感じなんだろうけど、それが決め技として会場に伝わってない感。小技のように出すからか。
何かがもったいない。

試合中も、TAKAが客をいじったり、ジャマールも一緒に客に返事したりで、それが全然嫌な感じでなくオモロくて、アメリカ的で、すっごい良い。
RO&D、すっごい良いんでないか。
愛される、完璧な仕事人集団RO&D。
すごいわー。ほんっとすごいわー。いいわー。

試合後も、長くマイク。ジャマールがボブ・サップにアピールしたため、会場がサップ来てるんかも!な雰囲気に。
でも来てなかった・・・そりゃそうか。
納得行かない宮本とかが、さらにやられたり、河野がもう、何回も何回もジャマールにスティンキーフェースやスプラッシュを浴びて、大変なコトになっていた。



■第五試合
特別試合 60分1本勝負
×荒谷望誉
(11分13秒 片エビ固め(ニーパット))
○太陽ケア


ガッチリと熱い闘い

荒谷、表情とかすごい良い

荒谷、なんかちょっと良くなった?
なんて言うか、嵐にサクッと裏切られちゃって悲しくなってた時の荒谷しか知らなかったけど、若々しくなったと言うか。
むむ。
ケアはTシャツは脱いだ方がいい。絶対いい。
試合はゴツゴツ。
張り手、エルボー、ゴツゴツ。気持ちのぶつけあい。
気が付くと、荒谷場外から戻ると額から大流血。
ケアも膝が気になるのか、ニーパッドに何か入れてるのか?
気合のこもる試合展開ながらも、途中で貧血気味か、荒谷がフラついてくる。
そこをケアが見逃さず。
なんか、特に目を引くような技を出さなくとも、気持ちがすごいと観客に伝わるんだなーって試合。とも言えるけど、もう少し何か、何か足りなかった気もする。
二人のこれからに期待。
二人がすごい良い選手ってことがわかったので良かった。

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