カンセンキ

2004年2月19日(木)の
全日本プロレス 『2004エキサイト・シリーズ』
in 羽曳野コロセアム (前半)

近鉄電車って、あらゆる京阪神の電鉄の中で一番馴染みがなく。
しかも南大阪線って・・・ナニ?
え?難波から出てるアレじゃないの?
でも結構すんなり恵我之荘駅へ着いて、道は一本やけどあまりの閑散とした駅前っぷりに不安になって、駅員さんに確認。
途中の道でも不安になって、コンビニ店員さんに確認。
歩行者用の道がないので車に轢かれそうになりながら、暗い夜道を黙々と歩いて、羽曳野コロセアムが見えたら、ホッとして泣きそうになりますぃた。

すごいキレイな建物で、スリッパに履き替える。
立派に設備の整った綺麗な市民体育館といった感じ。

辺ぴなとこだし、時間も6時半だし、と思ったらスゴイ人。
主催者発表の超満員は大げさにしろ、キッチリ埋まって立ち見がギッシリで(それを超満員と言うのか)、お客さんのマナーとか熱気も良い感じでした。


RO&Dによるスキット

TAKAはお客にアピールするのがすっごい上手い


スキットにはRO&D。
なに?コレって定番化?
マスカラスのマスクをかぶったケアとか。
TAKA「なに?このマスクが誰だかわからない?テメーら本当にプロレスファンなのかよ?まぁあれだ、前回の府立体育館、反応も良かったし、俺もちょーっとだけ大阪が好きになった。いくぞ!Are You Ready?」
客、ちょっとタイミングずれて反応。
いや、なんて言うたらええのん?って雰囲気。
TAKA「あかんあかん!俺が知ってる大阪人はそんなんじゃねー!つか、Ready?って聞いたらオーケーとかイエーイとか言えよ!」



■第一試合
シングルマッチ 20分1本勝負
○渕正信 (10分15秒 顔面締め) ×石狩太一


渕さん序盤から熟練のストレッチ攻め

太一くん、エエ体になってきたね

太一くんのオモプラッタを持ちあげる渕さん

でもふらふら〜っとなる渕さん

歌舞伎みたいな手の形で嫌がる渕さん

渕さんのイリュージョンマッチ。
固めて絞って、離さない、え?なに、その変形固め。
5分くらいじっくりじっくり絞り上げ、石狩の体力を奪っていく。
隙をついて、石狩が三角、しかしそれを持ち上げる渕さん。
ぬおおおお!って持ち上げるも、フラフラ〜って。
レフェリーの「まいった?」に、渕さん「なぁ〜にが、まいっただ!」
終盤、石狩が再び三角を仕掛けるも、渕さんが切り返して顔面締め。
これに石狩がギブアップ。

最初は渕さんの容貌とか、華麗なリングインステップとかに夢中やっただけやけど、こういう固め技いろいろ見せたり、やられた時の声の出した方とか、渕さんのプロレス、大好きです。



■第二試合
シングルマッチ 20分1本勝負
×船崎浩彦 (06分01秒 首固め) ○守屋博昭


大きい方(守屋?)、どんだけぶつかられても微動だにせず

突然スープレックスとかするので、ドッキリします

だ、誰?って思ってたら、この羽曳野コロセアムを主戦場にしてる「ジャパンプロレス2000(J2K)」という団体の提供試合だったようです。J2Kと言うと、泉州力やパラパラくまさんでおなじみですね。(週プロ記事より)

試合、ひっさびさに見たグダグダ感。
会場がシーン、とかやなくって、全員が生暖かい目で見守ってた。
ぶつかり合いとかの守屋(間違ってたらすいませんが、大きい方とします)の反応とかおかしいんです。
なんか口ではせつめいでけんけど。
めっちゃ打たれ強いかと思いきや、顔面攻撃にはものすごく弱かったりして。
不思議な異空間。
サードロープからのエルボードロップとか。
でも、嫌じゃなかったです。これはこれで、なんか見れて良かったなーって思いました。客も笑顔でニコニコ。



■第三試合
タッグマッチ 20分1本勝負
本間朋晃 宮本和志 (時間切れ引き分け) 保坂秀樹 グラン浜田


保坂と宮本のぶつかり合い

浜ちゃんプランチャ

宮本のドロップキック直後、浜田さんのアクションがすごいイイ

ターメリック、連係技がすごく多くなってた

二段になってのバックドロップ

全員ぐったり

ダイビングヘッドバッド

これで終わりかと思ったんやけど結局時間切れ

保坂、テーピングはガチガチやけど、まともに試合できるくらいには回復した様子。(無理してたりはあるやろうけど)
今日も体テカテカ、黄色いターメリックでありました。

保坂と宮本、本間がドカドカ泥臭いぶつかり合い。
やりあってる時に、保坂がローブロー。本間が急所を押さえて悶絶してると、その格好のマネをして、バカにする保坂。
こういう保坂の小さいツッコミ笑いが、試合をなごませつつも、基本的には全員が全力で熱い試合。
ターメリックの連係、すっごい種類が多いんですが。
なんか、手が合うのかわかんないんだけど、保坂もこんなにいいレスラーだっけか?とか思うくらい、良い試合でした。
は、浜田さんもスゴかったよ!
時間切れも、まぁしゃーないか!って内容でした。
良かった!



■第四試合
タッグマッチ 30分1本勝負
奥村茂雄 ○Hi69 (09分15秒 反則(竹刀攻撃による))NOSAWA ×MAZADA


いろんなグッズが入ったゴミ箱をリングにぶち撒けて、和田さんに怒られるNOSAWA

Hi69がNOSAWA組に捕まり続ける

なかなか脱出できないHi69

やっと出てきたと思ったら、竹刀攻撃ですぐにやられちゃった奥村

反則裁定で試合終了後も攻め続けるNOSAWA組

木原さんにも「お前ら全員グルやろ!」ってするNOSAWA

NOSAWA組のベルトを勝手に撒いてアピるも、気づいてもらえない奥村 Hi69はつきあいでやってた

NOSAWAとかって、見たこともないけど、なんかいまいちなイメージがあって。
ほら、過去のDDTとかアレとかこれとか。
でも、意外とオモロかったです。プロレスが上手いとかそういうんじゃない感じやけど、リング上で客をあじったりとかがオモロい。
凶器がいっぱい入ったゴミ箱をぶちまけるNOSAWAとMAZADA。
和田さんにさっそく怒られ、入ってたウルトラセブンの人形を客席にほられ、足で凶器を全部リングの外におとされる。
必死に和田さんにくってかかるも、和田さん、聞き入れず。

奥村とHi69登場。奥村、ますます体が大変モエ!な事になってます。
和田さん「はやくやっつけちゃえよ!お前ら!」
和田さん、まるでえべっさんのネタかのように、奥村やHi69がフォールすると、高速カウント、NOSAWAやMAZADAがフォールすると、間をおいてゆっくりカウント。
怒ったNOSAWAが「ちゃんとカウントしろよ!」
和田さん「最近、手があがんないだよ!」(四十肩?)
Hi69がNOSAWAの反則やらで捕まり続ける。
「Hi69、うしろ!」とかすごいアシストする和田さん。奥村には「お前なにやってんだ!Hi69を助けろよ!」安部四郎もビックリだ・・・。
場外に向かって飛ぼうとしたNOSAWA(奥村だったかも)に「飛ぶな飛ぶな!」って何故か飛ばせない和田さん。
き、今日は和田さん劇場。
結局NOSAWAがやりたい放題で反則裁定。
奥村・・・何もしてない・・・。

試合後も凶器を使って裁定に不満をぶちまけるNOSAWA組。
それにかまわず、リング内や外の凶器を黙々と片付ける和田さん。
奥村、NOSAWA達のベルト(メキシコのんかな?)を勝手につけてアピールするも、だいぶ長い間気づかれなくて、チーム空回り120%。
最後に和田さんがゴミ箱をNOSAWAに投げつけて「自分で持って帰れ!」って一括して、NOSAWA文句言いつつも、結局すごすごと自分で持って帰ってたのが、なんか遠い小学生時代を思い出して、良かったでっす。

オモロかった。

☆☆☆ ハブアブレイク・アブアレスラ【ブッチャー編】 ☆☆☆



スーパースター列伝の中でもブッチャーの回はすごい好きで(まぁ全員好きやねんけど)、最近ブッチャーの自伝も読んでて、すーごい好きなレスラーになってたので、感慨もひとしお。
写真、ほんまは撮ったらあかんかってんけど「写真撮らないで!」って言われる前に撮ったから、許して・・・。
とにかくおっきくて、普通の人でないオーラがバシバシ。
そして、ブッチャーの自伝、読んでたからいらんわーって思ったけど、サイン入りやし買っときゃ良かったよ・・・後悔先に立たず。

後半へ




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